「稼ぐサイト」と「作っただけのサイト」の違いを、直した箇所で説明する

対象KW: 稼ぐサイト 作り方 現在 圏外

結論

稼ぐサイトとは、検索接点・導線・検索意図の3点が設計されているサイトである。見た目がきれいなだけのサイトとの差はこの3点に集約され、実際にこの3点だけを直した改修(計9箇所)で、月間問い合わせ0件のサイトが3か月後に月5件になった。

きれいに作れることと、客が来ることは別の技術

制作会社に頼んだサイトなのに問い合わせが来ない、という相談は珍しくありません。見せてもらうと、たいていサイト自体はきれいです。デザインも崩れていないし、スマホでもちゃんと表示される。それでも来ない。

これは制作会社の手抜きというより、分業の結果です。「きれいに作る」と「客が来るようにする」は別の技術で、多くの制作は前者だけを請けています。この記事では後者の中身を、実際に直したサイトのBefore/Afterで説明します。

対象は株式会社湊で請けた小規模事業者のサイト(業種は伏せますが、地域×専門サービス業です)。状態は次のとおりでした。

項目改修前
公開からの期間約2年
月間問い合わせ0件(電話含む)
検索からの流入月40セッション前後
見た目問題なし(プロ制作)

差が出るのは3点だけ

改修で手を入れたのは3系統、合計9箇所です。逆に言うと、色もロゴもレイアウトもほぼ触っていません。

1. 検索接点 — そもそも見つかる入口があるか

サイトは検索されて初めて存在します。このサイトのページタイトルは全ページ「サービス名|会社名」の形でした。社名を知っている人しか検索しない構成です。

直したのは、客が実際に検索する言葉をタイトルに入れること。トップは「(地域名)で(悩み)なら」の形に、サービスページは料金や症状の言葉を前方に入れました。加えて、検索されている悩みに答えるページが1枚もなかったので、問い合わせ前に客が必ず調べる質問3つに対応するページを新規で3枚作りました。

2. 導線 — 見た人が次に進む道があるか

改修前、問い合わせボタンはヘッダーに1つだけでした。ページを読み終えた位置(=一番気持ちが動いている場所)から、次の行動までの道がありません。

直したのは2箇所です。各ページの本文末尾に「このページを読んだ人が次に取る行動」を1つだけ置く。料金ページには「よくある質問」への、よくある質問ページには問い合わせへのリンクを置く。選択肢は増やしません。次の一歩を1つに絞って、置く場所を本文の終わりにする。これだけで内部の回遊が変わります。

3. 意図 — ページが検索者の質問に答えているか

一番直しにくく、一番効く箇所です。改修前の各ページは「自社が言いたいこと」(理念、こだわり、設備)で構成されていました。検索してくる人の質問は「いくらかかるか」「自分の場合はどうなるか」「頼むと何が起きるか」なのに、その答えがどのページにもありません。

料金ページを例にすると、改修前は「料金はお問い合わせください」の1行でした。これを、代表的な3パターンの実額と「金額が変わる条件」の表に差し替えました。問い合わせのハードルは「聞かないと分からない」ことそのものだからです。

Before/Afterの実測

改修は2週間で実施し、その後3か月の数字がこれです。

指標改修前3か月後
検索流入(月)約40約210
主要キーワード順位圏外4位
月間問い合わせ0件5件

補足すると、5件のうち3件は新規で作った「質問に答える3ページ」経由でした。2年間あったきれいなページではなく、改修で足した地味なページが仕事をしています。見た目の話が数字にほぼ関与していないことが、この案件の分かりやすいところです。

自分のサイトがどちら側かを見分ける方法

作っただけのサイトかどうかは、外から見て判定できます。次の3つを自分のサイトに当ててみてください。

  1. トップページのタイトルに、社名以外の検索語が入っているか。 ブラウザのタブに出ている文字がそれです。社名だけなら検索接点がありません
  2. ページを最後まで読んだ位置に、次の行動へのリンクがあるか。 スクロールして本文の終わりを見るだけで分かります
  3. 「料金」「自分の場合」の質問に、ページ内で実額・実例で答えているか。「お問い合わせください」で逃げていたら、そこが問い合わせの止まる場所です

3つとも「ない」なら、デザインがどれだけきれいでも「作っただけのサイト」側にいます。逆に、この3つを足す改修はリニューアルより桁1つ安く済みます。

今日できる最小の一手

自分のサイトの全ページのタイトル(タブに出る文字)を書き出してください。10ページなら10行、所要10分です。そのうち「社名・サービス名しか入っていない行」に印を付ける。印が半分を超えていたら、検索接点から直すのが最短です。

どのページから直すべきかの優先順位まで含めて見てほしい場合は、サイト診断(30,000円〜)で「どこを・なぜ・どう直すか」の指示書にして返します。まずは自分でやる場合のチェックリストが欲しい方は、メールかXのDMで「チェックリスト希望」と送ってください。

対象キーワード“稼ぐサイト 作り方”の現在順位は圏外 。 毎週月曜に公開ダッシュボードで更新しています。

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